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[ エレクトロニクス ]
(2017/1/10 05:00)
三菱化学や富士電機、豊田中央研究所、京都大学、産業技術総合研究所などの共同チームは、窒化ガリウム(GaN)のウエハー上にGaN素子を形成するパワー半導体の基礎技術を開発した。GaNパワー半導体は炭化ケイ素(SiC)パワー半導体の次世代技術。日本は発光ダイオード(LED)の開発などでGaN素子の技術には蓄積があり、GaNウエハーの生産も世界トップシェア。開発した技術を実用化できれば、世界で優位に立てる。
パワー半導体は家電や自動車、電車などの省エネルギー化に貢献するとして産業界での需要が高い。GaNパワー半導体では、シリコン基板上に横型のGaN系高電子移動度トランジスタ(HEMT)などを形成するデバイスは量産されている。
ただGaN基板上にGaNの金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を形成する高性能なデバイスの研究は始まったばかり。米国でも研究が進むなど、世界で開発競...
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(2017/1/10 05:00)
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