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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/2/20 05:00)
電気通信大学大学院情報理工学研究科の牧昌次郎助教らは、ミニブタに移植したがん細胞をブタが生きたまま可視化することに成功した。開発した長波長の近赤外光で発光する化学物質で可能になった。マウスなどの小型動物と異なり、中大型動物の発光イメージングは技術的に難しかった。
生体内でがん細胞を観察でき、薬剤の効果や進行度などの研究の進展に貢献できる。またブタに移植用の臓器を作らせる再生医療にも応用可能だ。
東京工業大学、静岡県畜産技術研究所、黒金化成(名古屋市中区)、ベルトールドジャパン(東京都台東区)、中田動物病院(横浜市青葉区)の協力で行った。
生きた動物の臓器や機能を観察する発光イメージングは、ホタルの発光などに関わる酸化すると発光する物質「ルシフェリン」を応用する。しかし、これまで生体の深部まで可視化して観察するのは難しかった。
研究グループはより長波長の近赤外光で発光するルシフェリン...
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(2017/2/20 05:00)
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