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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/3/1 05:00)
【浜松】ヤマハはドイツの政府機関と連携し、2020年の実用化をめどに自動車の燃費改善につながる車載用排熱発電システムを開発する。航空宇宙分野など先端技術の研究開発を担うドイツ航空宇宙センター(DLR)と連携協定を結んだ。従来、熱損失となっていたエンジンなどの排熱を電気に変換し、エネルギー効率を高める。共同開発では3―5%の燃費改善を目標とする。
ヤマハが熱を電気に変える熱電素子を提供し、DLRが排熱発電システムとして開発を進める。自動車エンジンのエネルギー効率は約30%で、残りは熱損失になるとされる。同システムは従来、ムダになっていた排熱を電気として有効活用することで、ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車(HV)などの燃費を改善する。
ヤマハは光通信用熱電素子で培った高効率な素子技術を車載向けに応用するため、素子の大型化や耐熱性、耐久性の向上に取り組んできた。DLRとの連携で研...
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(2017/3/1 05:00)
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