[ その他 ]
(2017/3/14 05:00)
■アクセスランキング・ベスト10(3/6~3/12)
1位 クローズアップ/「身の丈IoT」盛ん-中小の取り組み紹介
2位 【電子版】爆破しても壊れないコーヒーメーカー、工事現場やアウトドアで人気
3位 アルツハイマー病予防、ホップの苦みに効果 東大などがマウスで発見
4位 トヨタ、3気筒1500ccエンジン 20年に初投入-低燃費・パワー両立
5位 ジュネーブ自動車ショー/フェラーリなど新車披露、メーカー大半が全力
6位 三菱電機、IoT人材を20年度までに100人規模で育成
7位 産総研など、半導体の表面電場測定する新たな光学的手法を開発
9位 ソニー、国内4工場でIoT統合管理-少量多品種体制を確立
■解説:【電子版】94歳のグッドイナフ・テキサス大教授ら、全固体二次電池を開発-安全性高く長持ち(3/6)
ノーベル賞の有力候補である94歳の科学者が現役で研究を続けていること自体に、文字通り世界が驚いた。サムスンの「ギャラクシーノート7」の発火問題もあり、リチウムイオン二次電池の安全性に関心が高まっていた中での発表。さらに、エコカーの本命としても、燃料電池車より手ごろで水素ステーションの整備の必要もない電気自動車(EV)が急浮上している。発火の恐れのある液体の有機電解質を使わず、安全性の高い全固体二次電池は今や、世界中の研究機関が血眼になって研究開発を進める注目分野だ。
もちろん、今回のグッドイナフ教授らの成果が必ずしも新型二次電池の最終形であるかどうかは、第三者の検証を待たなければならない。それでも、自ら発明にかかわったリチウムイオン二次電池の存在を凌駕するかもしれない新型電池の開発に余生を捧げる-。その姿勢は、研究にも、そして研究者にも終わりはないのだということを物語っている。
(2017/3/14 05:00)