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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/4/6 05:00)
日本の物流網の軋み(きしみ)が顕在化した。インターネット通販の普及による荷物の増加と人手不足で、現場は逼迫(ひっぱく)する。配送の高速化や細かな時間設定、再配達など過剰とも言えるサービスも追い打ちをかけた。物流効率化に向けて進めた拠点網の統合も、アスクルの火災でリスクに直面した。世界的に見ても水準が高い物流網を維持するには、物流業者、倉庫業者、ユーザー企業それぞれが変わる必要がある。
【労働環境改善】
「連続して1時間、昼休みが取れるようになる」。ヤマト運輸は春闘で時間帯配送指定の見直しなど、労働環境を抜本的に改善することで合意した。6月中に、昼休みの時間帯に当たる12―14時の時間帯指定区分を廃止する。
「12―14時指定の荷物は少ないが、1個でもあれば作業は発生する」(関係者)。現場では少量の荷物に振り回され、...
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(2017/4/6 05:00)
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