双日、アジアでＩｏＴ事業拡大 ビッグデータ分析で車両効率運行

双日は出資するインドネシアのベンチャー企業を通じて、アジアにおけるＩｏＴ（モノのインターネット）事業を拡大する。業務用車両などのビッグデータ（大量データ）分析で効率向上などを実現するシステムの提案を進める。双日のアジア事業と連携して、ＩｏＴ端末稼働台数を２０１６年の数百台から１７年中に７万台に拡大する。

ＩｏＴ事業として、双日が開発中の工業団地に入居する製造業や物流企業向けに、配送効率向上やメンテナンス時期を知らせるサービスを提供する。また保険会社向けに、車両の状態や運転状況に応じて保険料を設定しロスレシオ（損害率）を低減できる新保険サービスも提供する。

１６年１０月に資本・業務提携を結んだデジタルインスティンクツ・テクノロジ（ＤＩＴ、北ジャカルタ市）が、ＩｏＴによる効率改善システムを提供する。ＤＩＴの通信と情報技術を融合したテレマティクスによるＩｏＴ基盤「トラクシス」を用いて、車両な...