[ ロボット ]
(2017/4/19 05:00)
【北京=六笠友和】ファナックは2018年に、中国内陸部の重慶と南部の広州に機械の導入前テストを行う拠点を新設する。同様の拠点は内陸部で初めてとなる。ロボットと小型工作機械などのロボマシンのユーザー対応を手厚くする目的で、ロボットは周辺機器と組み付けるなどのシステムアップを一部行う。中国内陸部と南部での需要が拡大しており、対応が必要だと判断した。
稲葉善治会長が訪問先の中国・北京市で日刊工業新聞社などの取材に応じ、「(顧客が)内陸部に盛んに進出しており、当社も充実させていく」と話した。現在はサービス事務所がある。重慶など2都市のほか、成都や深セン、東莞にテスト前加工をするテクニカルセンターの設置を検討する。中国以外では東欧での増設を視野に入れる。
中国は製造業の高度化を進める政策や人手不足などを背景に、ロボットをはじめとした自動化が急速に進んでいる。
足元の景況感について「非常にいい」(稲葉会長)とし、「2―3年で中国の当社従業員数が倍以上になりそうだ」(同)との見通しも明らかにした。
(2017/4/19 05:00)
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