[ 政治・経済 ]
(2017/5/30 05:00)
経済産業省は、突出した才能や技能を持つIT人材の育成を目的とした「未踏事業」を拡充する。重点領域に自動車分野を追加する予定。海外への長期派遣や外国人の受け入れも検討する。自動走行技術やIoT(モノのインターネット)などによる第4次産業革命の流れを踏まえ、変革を主導できる人材の育成を急ぐ。自動車分野など新たな取り組みを、秋に公募開始する2018年度事業から実施する方向だ。
指導役を担うプロジェクトマネージャー(PM)のメンバーに、自動車分野に通じた識者などを追加する方針。これにより、自動走行やコネクテッドカー(つながる車)など自動車関連のテーマを設定できるようにする。海外派遣先は、米国西海岸やドイツなどが有力候補だ。
未踏事業は25歳未満の若者が提案する革新的、独創的なテーマを採択して、情報処理推進機構(IPA)が著名なPMによる個人指導などを通じ支援する人材育成策。優秀な修了者を「スーパークリエータ」として認定する。現在、石黒浩大阪大学教授などがPMを務めている。累計の修了者は1600人以上で、その内約250人がスーパークリエータ。
(2017/5/30 05:00)
関連リンク
総合2のニュース一覧
- 経産省、新産業構造ビジョン 未来志向の投資支援で構造改革迫る(17/05/30)
- 経産省、自動車を重点領域に−「未踏事業」、IoTの流れに乗る(17/05/30)
- 中災防、日本で安全衛生研修 危険予知など指導(17/05/30)
- 中国国務委員来日−日中首脳会談7月で調整(17/05/30)
- 江沢民元主席、上海の大学視察 香港紙(17/05/30)
- 企業信用情報/25日・26日(17/05/30)
- 娘婿の疑惑は「でっち上げ」−米大統領(17/05/30)
- 政府、地域資源活用仕事作り重視(17/05/30)
- 第4次産業革命を推進−経産省、経済団体トップらと懇談会(17/05/30)
- 経産省、無形資産投資情報を開示する際の手引書作成(17/05/30)
- 【おくやみ】菅原徹明氏(元ブラザー工業副会長)(17/05/30)
- 【おくやみ】井筒しん氏(元島津製作所専務)(17/05/30)