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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/6/1 05:00)
鹿島は31日、汚染土壌を現場で磁気分離処理して浄化する技術をシールド工事に適用し、汚染土壌の連続浄化に成功したと発表した。同時に大規模シールド工事で連続浄化する処理フローも確立した。微細な汚染物が入った泥水だけの浄化が可能になり、設備コストを抑えられる。
浄化技術「M(エム)・トロン」は、MSエンジニアリング(大阪市大正区、仁木丈文社長、06・6552・1555)と共同開発した技術。掘削土壌を泥水と混ぜて外部に排出するシールド工事で利用する。ヒ素に汚染された土壌が入った泥水に鉄粉を入れてかき混ぜ、鉄粉にヒ素を吸着し、磁気分離装置で鉄粉を除去する。
茨城県内のシールド工事で、M・トロンを使い汚染泥水を7日間処理した結果、ヒ素濃度が環境基準値を下回った。汚染泥水のうち2ミリ―75マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の砂は水洗浄、それ以下の細かい汚染物をM・トロンで洗浄する処理フローを確立した。
(2017/6/1 05:00)
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