[ ICT ]
(2017/6/29 05:00)
YKK APは28日、最新のITを組み込み、未来の窓のあり方を具現化した「ウインドー・ウィズ・インテリジェンス=写真」を開発したと発表した。窓をスマートフォンの画面のように操作し、さまざまな情報の取得や家電の操作などが可能。室内の空気環境をセンサーで測定し、自動で開閉して換気する機能も備えた。3年後の実用化を目指す。
窓ガラスは、透明有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)を2枚の強化ガラスで挟み込んだ構造とした。フレームは実用化を見据えて、樹脂窓「APW430」の形材をそのまま使用した。このほかカメラやマイク、センサー、窓の“頭脳”に当たる通信機能を持ったデバイスでシステムを構成する。
情報取得や家電との連携のほかにも、ビデオ通話機能や、室内を定期的に撮影する機能など、合わせて七つの機能を持つ。
今後もアプリケーション(応用ソフト)の開発を進め、さらに機能を充実させる。断熱性など窓本来の機能も高めながら実用化を目指す。
(2017/6/29 05:00)