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(2017/7/28 05:00)
第47回機械工業デザイン賞の受賞パーティーが27日、都内で開かれた。最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞したヤマザキマザックの長江昭充副社長は「喜んで使ってもらうようにデザインに力を入れてきた」と満足そうな表情を浮かべた。日本力(にっぽんぶらんど)賞のアマダマシンツールの田所雅彦社長は「我々の機械が一次加工を下支えし、製造業のスピードを上げられる」と笑顔を見せた。日本ロボット工業会の冨士原寛専務理事が「受賞製品はモノづくりの現場を支えている」と乾杯の音頭をとり、和やかな雰囲気の中で各社が懇親を深めた。
日立住友重機械建機クレーン・横山昇吾社長
今回の受賞を光栄に感じている。成功したことを横展開するとともに、熟練のオペレーター不足を踏まえて、より簡単でシンプルに操作できるクレーンを目指す。
ヤマザキマザック・長江昭充副社長
本賞には毎年応募しており賞も受賞しているが、最優秀賞は9年ぶりになる。本当にありがたい。受賞製品がもっと普及して多様なモノに使われるようになればと期待している。
アマダマシンツール・田所雅彦社長
受賞は大変な名誉でうれしく思う。受賞したバンドソーが日本のモノづくりの発展に一役買えたら光栄。今後も切断できる対象を広げ、世界展開を加速していきたい。
スギノマシン・杉野岳常務執行役員
わが社は昨年に創業80周年を迎え、コーポレート・アイデンティティー(CI)を刷新した。その一環として応募した。外見だけでなく機能性などが総合的に評価され、うれしい。
豊田自動織機・一条恒常務役員
10年前に次世代フォークリフトの開発を戦略テーマに掲げ、昨年発売に至った。受賞を大変うれしく思う。水素社会の実現に向け、燃料電池フォークリトを世の中に広めていきたい。
ホーコス・菅田雅夫社長
顧客ニーズに応えマシンの高さを抑えたことや、ワーク搬送操作をシンプルにしたことが審査でも評価されて受賞したことを大変うれしく思う。今後はさらに販売を加速していきたい。
和井田製作所・和井田光生会長兼社長
日本のお家芸である精密金型加工の無人化に取り組んだ製品で、受賞できて大変名誉なことだ。高品質加工の自動化をようやく実現できた。製品を通じて日本の精密金型に貢献したい。
クボタ・木村一尋常務執行役員
業務用加湿空気清浄機は当社として初の試みだった。機能・デザインの両面で評価されたことは大変な喜びだ。まだまだこれからの製品。受賞を全国展開の弾みにしたい。
ソディック・古川健一副社長
非常に歴史のある賞を受賞できて光栄に思う。受賞製品を開発した技術の人間に感謝している。今後も顧客の意見を聞いて日本のモノづくりに貢献できるように頑張りたい。
島津製作所・青山功基執行役員
リンパ管を画像で可視化し、手術時にがん転移診断を支援できるのが特徴。性能やデザインが認められたことは大変うれしい。顧客からも使い勝手の良さが評価されている。
日本電産シンポ・井上仁取締役専務執行役員
受賞製品は人と同じ空間を動くため、人が見て優しく感じられ、まるで人間のように親しみを覚えられるデザインにした。その意図が伝わり、評価されてうれしい。
キヤノン・北島則史インクジェット事業本部大判インクジェット事業部長
誰でも高精細な写真を表現できる製品を目指した。その製品が評価されたことはうれしい。今後も顧客が誇りを感じるモノづくりを行う。
サイダ・UMS・斎田久人会長
中小企業の立場にあって、社員みんなの工夫が認められたことを光栄に思う。工作機械に良いイメージを持たない若い世代に、モノづくりの素晴らしさを伝えていきたい。
アズビル・坂本孝宏技術開発本部商品開発部長
デザインに携わる部門が今回の製品にも深く関与し、受賞は励みになる。当社は縁の下の力持ちの存在で、顧客の使い勝手の良さも引き続き追求していく。
カールツァイス・ベンジャミンデゥプイッシュ最高財務責任者
日本に進出して100年以上がたつ。光学・精密技術は日本のモノづくりにとって大切であり受賞をうれしく思う。より高精度の製品を出していきたい。
コニカミノルタ・河村透ヒューマンエクスペリエンスデザインセンター担当課長
自動車の塗装などで安定的に色の管理ができる測色計。色の管理ニーズは多様化しており、受賞を励みにさらなる開発を進める。
高松機械工業・打越吉弘生産本部技術部部長
旋削加工など加工の汎用性が高く、製造期間の短縮を図れる。技術の限界に挑戦した製品。すでに顧客からテストの依頼が来ており、この受賞を機に拡販していきたい。
東芝機械・坂元繁友取締役専務執行役員
受賞は光栄だ。提案活動にも有効に使わせていただく。受賞製品は次世代の機械として自動化・複合化にこだわった。受賞を機に普及に努め、顧客に貢献していきたい。
牧野フライス製作所・小池伸二取締役
単純な見た目だけでなく、中身をあらわすデザインが評価されてうれしい。工作機械は使いやすさだけでなくきれいな見た目も重要な要素。二つを合わせた製品を提供していきたい。
三菱重工工作機械・岩崎啓一郎社長
栄誉ある賞をいただいて非常にうれしい。開発陣の喜びもひとしおだ。段差や形状誤差をゼロにすることを目指した製品。こうしたコンセプトを理解してもらい受賞につながった。
(2017/7/28 05:00)
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