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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/7/31 05:00)
トクヤマは2021年春をめどに、スマートフォンや半導体製造装置の部材に使う高純度窒化アルミニウム粉末の生産能力を現状比50%増の年720トンに引き上げる。徳山製造所(山口県周南市)に10億―15億円を投じ、生産ラインを1ライン増設する。スマホや発光ダイオード(LED)に使う放熱基板向けに加え、中国を中心とする旺盛な半導体製造装置の部材向け需要を取り込む。
トクヤマの窒化アルミの世界シェアは同社推計によると約7割。需要増に対応するため18年春に窒化アルミ粉末の生産能力を同25%増の年600トンにする計画を、16年12月に打ち出している。
ただ、中国で腐食性ガスなど耐薬品性が求められる半導体製造装置の部材向け需要が急伸しており、もう一段の能力増強に乗り出す。18年と21年にそれぞれ1ライン増設し、全6ラインの供給体制を整える。
中国では半導体産業への設備投資が活発になっている。韓国SKハ...
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(2017/7/31 05:00)
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