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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/8/15 05:00)
【ドルトムント(独)=ロイターES・時事】ドイツのメルケル首相は12日、欧州全体で電気自動車(EV)の販売割り当てを導入する考えについて複雑すぎるとして否定的な見解を明らかにした。
EV割り当てについては9月の独総選挙で第2党社会民主党(SPD)の首相候補となっているシュルツSPD党首が自動車産業の技術革新を促すとして、ドイツおよびEUでの導入を唱えている。
メルケル首相は与党キリスト教民主同盟(CDU)の集会で、「EVの割り当ては十分考えられている案だとは思わない」と批判。「そうなれば、欧州で長い時間をかけて交渉することになる」などと指摘した。一方で首相は、EV生産への転換に向けた自動車産業の支援に関し、より包括的な戦略を求めた。
メルケル氏は、「技術革新を速やかに進める必要がある」とし、「各社が単独でできないならば、政府が支援し、推し進めなければならない」と語った。
(2017/8/15 05:00)