[ 機械 ]
(2017/8/29 05:00)
三菱重工業とデンマークのヴェスタスの合弁会社、MHIヴェスタス・オフショア・ウインドは28日、ドイツで最大出力8000キロワット級の洋上風力発電設備31基を受注したと発表した。受注額は数百億円規模とみられる。カナダのノースランド・パワーが計画する出力25万2000キロワット級の「ドイチェ・ブッフト」プロジェクト向けで、2019年後半の運転開始を計画する。
同プロジェクトは、ドイツのエムス河口に近いボルクム島の北西約95キロメートルの洋上で進める。完成すれば17万8000世帯超に電力を供給できるとともに、年間36万トン以上の二酸化炭素(CO2)削減効果が期待される。
納入する発電設備「V164―8・0MW」は、定格8000キロワットで世界最大出力を持つ。契約には15年間の保守サービスも含まれる。
今回の受注でMHIヴェスタスの受注残は、総出力230万キロワット超となった。
(2017/8/29 05:00)