[ 政治・経済 ]
(2017/9/20 05:00)
インド政府は排ガス削減と燃料輸入抑制に取り組む一環として電気自動車(EV)1万台を調達する計画で、日産自動車やルノー、現代自動車などの自動車メーカーが関心を寄せている。インド政府関係者が明らかにした。
インド政府系のエネルギーサービス会社EESLのマネジングディレクター、サウラブ・クマール氏は18日の電話インタビューで、国外メーカーがインドの輸入規制を把握する時間的な余裕を設けるためEV供給の入札期限を22日とし、4日延長したと語った。インド政府はニューデリー市内と市近郊の公用車をEVに刷新する計画で、入札規模は約130億ルピー(約230億円)相当。同国でEV調達に関する入札が実施されるのはこれが初めてだ。
石油輸入抑制と大気汚染対策に本腰を入れるモデイ首相は、2030年までにほぼ全ての自動車をEVに移行する取り組みを率先するよう関係閣僚に大号令をかけている。
ルノー関係者は、入札要項を検証中だと発言。日産と現代の関係者らはいずれもコメントを控えた。クマール氏によれば、国内に既に整備施設を構えている外資系企業が入札に参加できるが、1社が半分を超える台数を供給することはできない。(ブルームバーグ)
(2017/9/20 05:00)
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