[ 新製品 ]
(2017/10/13 05:00)
日本精工は12日、電動車や自動運転車に対応した製品を相次ぎ開発したと発表した。車輪にモーターを組み込んだインホイールモーターでは、モーターの配置を見直したことなどで同社従来製品と比べ幅を約4割薄くした。薄型化でホイールからはみ出す部分を同約6割小さくして搭載しやすくした。
また、サスペンションとボールネジを組み合わせてタイヤの姿勢を自在に制御する機構も開発。自動走行時の安定性の向上などに貢献する。
インホイールモーター「ホイールハブモーターフィット」は二つのモーターを採用し、高速から低速までなめらかな変速を実現する。この二つのモーターの配置を従来の並列から上下にすることなどで幅を約180ミリメートルに薄型化した。インホイールモーターは直接車輪を駆動するためエネルギー効率が高く将来の電動車技術として期待される。
日本精工はインホイールモーターや新サスペンション機構などを次世代車を見据えた先端技術として、27日開幕の「東京モーターショー」に出展する。
(2017/10/13 05:00)