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[ 科学技術・大学 ]
(2017/11/6 05:00)
東京大学大学院総合文化研究科の瀬川浩司教授と東大先端科学技術研究センターの別所毅隆特任講師らは、次世代太陽電池と期待される「ペロブスカイト太陽電池」の材料に、ルビジウムなどの希少金属を一切使わずに、20・5%と高い変換効率と発電の安定性を実現した。地球上に多く存在するカリウムを添加して結晶構造を安定化させた。長期の耐久性試験を行うとともに、パナソニックや東芝などと実用化に向けた評価、検討を進める。
ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトという結晶構造を持つ材料を使う太陽電池。現在主流のシリコン系太陽電池より製造工程が簡易で、製造コストが低い。
だが、実用化の目安となる変換効率20%以上の太陽電池は、ルビジウムやセシウムなどの希少金属を使って構造を安定させており、普及には障壁となっている。
研究グループは、特定の条件でカリウムを添加することで結晶構造を保持し、希少金属を一切使わず...
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(2017/11/6 05:00)
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