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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/11/23 05:00)
中国の自動車メーカー、広州汽車集団はフィアット・クライスラー・グループと中国での提携強化に向けて交渉している。世界最大の自動車市場である中国は一部規制の緩和を目指しているほか、広州汽車は独自ブランド「トランプチ」の米国販売を準備している。
広州汽車の馮興亜社長は21日放送されたブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、フィアット・クライスラーとの協議はモデルと生産、販売が中心だと説明し、「両社の株主は協力の範囲を広げる方法を探っている」と述べた。
馮社長はまた、2020年までの「5カ年計画において当社をグローバルプレーヤーにすることは非常に重要な突破口だ」と指摘。「米市場は広州汽車にとって極めて大事」であり、米国での成功は同社の世界的な野心にとって「象徴的に意味がある」と語った。
広州汽車は中国でフィアット・クライスラーとの合弁を通じ「ジープ」と「フィアット」ブランド車を製造している。昨年の販売台数は3倍余り増えて14万6439台となった。広州汽車は中国でトヨタ自動車とホンダとも合弁事業を展開している。
広州汽車は19年から自社ブランドのスポーツタイプ多目的車(SUV)「トランプチ」の米国への輸出を始める計画。馮社長は米消費者に中国から輸入する同モデルが受け入れられれば、米国での生産に動くと述べた。(ブルームバーグ)
(2017/11/23 05:00)