キャンパスベンチャーグランプリ東京、大賞に木村友輔さん（筑波大）

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  大賞を受賞した木村さん（右）

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  特別講演を行う菅原氏

関東甲信越地域の学生によるビジネスプランコンテスト「第１４回キャンパスベンチャーグランプリ東京」（りそな銀行・日刊工業新聞社共催）の最終審査発表会が２８日、東京・霞が関の霞山会館で開かれ、大賞に筑波大学の木村友輔さんのトレーニング共有プラットフォーム「シェアトレ」が輝いた。関東経済産業局長賞は東京大学大学院の平山雄太さんの「３Ｄプリンティングロボットによる高自由度建築事業」が受賞した。両プランは２０１８年３月開催の全国大会に進出する。

木村さんは「全身全霊で、いいサービスを生み出したい」と胸を張った。各務茂夫審査委員長（東京大学教授）は「社会課題の解決に向け、どれも学生らしい視点のすばらしい提案で感激した。１０年後、２０年後に成功していることを期待している」と講評した。

またエルテスの菅原貴弘代表取締役による特別講演「逆張りの発想で市場を切り開く―デジタルリスクへの挑戦」も開いた。菅原氏は起業について「失敗しても６回は挑戦してほしい」とした上で、「みんなが機会と思わないところを機会として、みんなが関心がないうちに市場をとる。大きな業界の１００番よりも小さい業界の１番になれ」とエールを送った。

この他の受賞プランは次の通り。（敬称略）

【優秀賞】◇認知症予防　スクリーニングテスト・運動プログラム提供（信州大大学院・中出敬介）◇Ｓｗａｍｐｄｏｇ―動物福祉を叶える獣医解剖学ＭＲ教材―（東大・杉浦誠太）

【りそな銀行賞】学生による結婚式ビジネス（大東文化大・高島悠祐）

【日刊工業新聞社賞】Ｊａｐａｎ　Ｆｏｏｄ　Ｃｈｅｃｋｅｒ〜訪日ムスリム向け食品の成分表示アプリ〜（立教大・笠原純奈）

【奨励賞】◇ＳＭＩＬＥ　ＭＯＲＥプロジェクト〜「すもあ」を用いて認知症予防を行う社会へ〜（創価大・齋藤彩音）◇モンゴルヤギのミルクパウダーの日本ペットフード市場への導入（事業創造大学院大・ソド・チャンドマニチメグ）◇高齢者から子供へ伝える体験型教育事業（東京経済大・関根敏葵）◇水撃ポンプを用いたマイクロ水力発電機事業（東京理科大大学院・増渕勝也）