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[ エレクトロニクス ]
(2017/12/1 05:00)
船井電機は30日、電気自動車(EV)を開発するベンチャー「FOMM」(フォム、川崎市幸区)と資本・業務提携を締結したと発表した。液晶テレビ事業で連携するヤマダ電機が10月末にFOMMに出資しており、ヤマダ電機と協力してEVの量産を進める。船井電機の出資比率は1割前後とみられる。船井電機の主力である液晶テレビは価格下落が止まらず、利益の確保が難しい。そこでEV向けに液晶部品などの販売を伸ばし、経営の柱の一つに育てる。
船井電機が部品供給する対象は、ヤマダ電機が国内販売を予定するEVと、FOMMが2018年をめどにタイで生産する小型EV。船井電機の売り上げに貢献するのは22年3月期以降の見通し。
船井は中国やタイなどに生産拠点を持ち、液晶テレビやDVDレコーダーを生産する。EVの生産実績はないため、まず液晶モニターなどの部品供給を目指す。
(2017/12/1 05:00)