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[ エレクトロニクス ]
(2017/12/1 05:00)
村田製作所とTDKが、スマートフォン向けリチウムイオン二次電池市場でしのぎを削っている。村田製作所は2―3年以内に500億円規模の設備投資に踏み切る。一方、先行するTDKは生産能力を年15%ずつ増強するほか、次世代のL字型電池を開発する。これまで電子部品事業で競い合ってきた両社だが、スマホの中核部品である電池という戦場でも激突する。(渡辺光太、京都・園尾雅之)
村田製、設備投資に500億円
村田製作所がソニーのリチウムイオン二次電池事業を買収して3カ月。30日に開いた投資家向け説明会では「今後は(北米の顧客などが)要求する数量に応えられるかどうかだ」(中島規巨取締役専務執行役員)と、品質面の課題をクリアしたことを明かした。
現在の世界シェアは5位で、2017年度の営業損益は50億円の赤字を見込む。楽観視できない...
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(2017/12/1 05:00)
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