[ ICT ]
(2018/1/15 16:30)
中国のアリババ・グループ・ホールディングが開発した人工知能(AI)モデルは、スタンフォード大学の読解力テストで人間よりも優れた成績を残した。同社によると、機械による成績が生身の人間を上回ったのは初めて。
アリババはこのAIに対して先週、世界で最も権威あるマシンリーディングの基準の一つとされるテストを構成する質問10万項目余りに正確に答えるよう指示。成績は82.44と、過去に人間が達成した82.304を上回った。
いわゆる自然言語処理は、人間が言葉や文章を理解するプロセスを模倣する。スタンフォード大のテストは500を超えるウィキペディアの記事に基づき、機械学習モデルが大量の情報を処理して正確な答えを引き出せるかを探る。この技術は、カスタマーサービスや博物館での案内、患者からの質問に対するオンライン回答などに順次応用でき、これまでにないやり方で人間によるインプットの必要性を低下させるという。(ブルームバーグ)
(2018/1/15 16:30)