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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/12 07:00)
九州新幹線長崎ルートに関する与党の検討委員会委員長を務める山本幸三自民党衆院議員は11日、車輪の間隔を変えることでレール幅の異なる新幹線と在来線を乗り継ぐフリーゲージ方式による開業について、「事実上無理だと(検討委の)みんなが理解している」と述べた。同日の会合後、記者団に語った。
全線が新幹線のフル規格か、線路の敷設を工夫して在来線でも新幹線が走れるミニ新幹線を軸に検討することになりそうだ。
長崎ルートをめぐっては当初、フリーゲージ方式を導入する予定だった。しかし、国土交通省が3月に公表した検討結果では、事業者であるJR九州の収支改善が見込めないほか、山陽新幹線に乗り入れられないとの課題が示された。
JR九州や長崎県はフル規格での整備を求めているが、多額の財政負担が生じる佐賀県は難色を示しており、与党での検討は難航も予想される。(時事)
(2018/5/12 07:00)