[ オピニオン ]
(2018/6/29 05:00)
総務省カレー部という組織がある。毎週木曜日に近隣の店舗で、評判のカレーを食べるランチを企画、参加者間で品評し合っている。
部員は約100人。総務省職員だけでなく、民間企業の社員やカレーの本場インド大使館員も参加している。大食いグルメアイドル、もえのあずきさんを招いて宅配カレーを食べるイベントを先日開いたので参加してきた。
もえのさんを囲みながら、カレー部員約20人と食べた宅配カレーはおいしかった。さまざまな職種の人たちとの会話が、カレーの味を引き立てるアクセントになっていたからだ。食後には、参加者一人ひとりが自己紹介し、イベントの感想を発表する場があった。
大手IT会社の社員はランチを通じた異業種人材との会話が今後の仕事に生きると説いた。ヘルスケアベンチャーの女性社員は仕事とビジネスを両立している既婚女性を講師に独身女性の勉強会を開いていると紹介していた。
イベントを企画した総務省行政管理局の永田真一さんは「おいしいランチをしっかり食べることが働き方改革や人生に大切だ」と話す。一度しかない人生。パソコンでメールをチェックしながら孤独にコンビニ弁当をかき込む習慣を変えようと感じた1日だった。
(2018/6/29 05:00)