[ 政治・経済 ]
(2018/9/5 14:00)
【モスクワ=AFP時事】ロシア政府の影響下にあるテレビ局「第1チャンネル」が2日から毎週1回、プーチン大統領に焦点を当てた1時間番組「モスクワ、クレムリン、プーチン」の放映を開始し、シベリアでキノコ狩りをする大統領の様子などを伝えた。年金改革をめぐりプーチン大統領の支持率は低下しており、巻き返しに向けた一手とみられる。
これに関し、ペスコフ大統領報道官は3日、「ロシア政府ではなくテレビ局が制作している番組だ」と反論。プーチン大統領が番組に出る予定もないと強調した。ただ、ペスコフ氏は2日放映の番組に出演し、プーチン大統領を礼賛している。
ロシア各地では2日、年金改革に抗議するデモがあった。全ロシア世論調査センターによると、プーチン大統領の支持率は5月の80%から、年金改革発表後の8月は64%に落ち込んだ。
(2018/9/5 14:00)