[ ICT ]
(2018/12/30 05:00)
【ロンドン=時事】英国のウィリアムソン国防相は、中国の通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)による英国の第5世代通信(5G)通信網への参入に対して「重大で、非常に強い懸念を抱いている」との認識を示した。27日付の英紙タイムズが報じた。英国でも同社を次世代通信網の整備から排除する動きにつながる可能性がある。
同紙によると、国防相はファーウェイの次世代通信網への参入を容認すれば、中国のスパイ活動に利用される恐れがあると懸念。サイバーセキュリティーを全面的に見直す必要性を訴えたという。
ファーウェイをめぐっては、米国やオーストラリア、ニュージーランドが既に次世代通信網から排除する方針を示している。英国は米豪などと「ファイブ・アイズ」と呼ばれる情報共有協定を結んでいる。
(2018/12/30 05:00)