[ ICT ]
(2019/6/10 05:00)
【サンパウロ=時事】ブラジルのモウラン副大統領は7日、同国政府は第5世代通信(5G)の通信機器供給業者から、中国最大手の華為技術(ファーウェイ)を排除しない方針を明らかにした。地元メディアが伝えた。
5月に中国を訪問し、ファーウェイの任正非・最高経営責任者(CEO)と会談したモウラン氏は、記者団に「ファーウェイはデータを中国政府に渡していると世界中で責められている。彼(任氏)に対し、そういうことがないよう、信頼環境を整えなければならないと伝えた」と指摘。その上で「われわれは誰かを規制する気は全くない。自由競争だ」と述べた。
トランプ米大統領は、中国のスパイ活動に利用される恐れがあるとして、ブラジルを含む友好国にファーウェイ製品の締め出しを求めている。
(2019/6/10 05:00)