- トップ
- ひと カイシャ 交差点
- 記事詳細
(2020/3/2 05:00)
「一からモノづくり」に魅力
(総合1から続く)大分大学大学院機械・エネルギーシステム工学科でタービンやポンプなどの流体機械を研究していました。大学で流体力学が一番面白かったからです。漠然と修了後は機械関連の仕事に就きたいと思っていました。
研究室の先輩から勧められてナブテスコの存在を知りました。会社説明会で話を聞き、華やかさはないけれど、縁の下の力持ちのような業務内容にとても魅力を感じました。こうした仕事が、日本のモノづくりだな、カッコいいなぁと。
現在、所属している技術本部システム開発部は、「新エネルギー事業本部風車機器グループ」として入社時に立ち上がった部署だったので、何ができるか楽しみでワクワクしました。
入社2年目には、風車の状態監視機器の開発が始まりました。一からモノを作ることに、とてもやりがいを感じています。また英国とデンマークでの海外研修の一環で、当社と風力発電関連の解析技術で提携するデンマーク工科大学(DTU)などとの共同研究に参加できました。状態監視機器用センサーの実用性を実機評価し、いよいよ実用化のめどが付きました。この監視機器がどのように評価されるのか、率直に、売れるとうれしいなと思っています。今の私の仕事は国内が中心ですが、将来的には海外での業務にも挑戦したいです。
学生時代に大分で過ごしてから温泉にはまってしまいました。今でも温泉のある場所に旅行に行ったり、職場の近くにある温泉にも仕事帰りに寄ったりしています。(文=編集委員・松沢紗枝、写真=森住貴弘)
◇ナブテスコ 技術本部システム開発部 大迫春奈(おおさこ・はるな)さん
(2020/3/2 05:00)