新型コロナ／福岡会議所・福岡県中小振興センター、特設ＨＰで企業支援

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  食品や飲料、日用品、家具などを扱う「よかもん市場」

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、地元の商工会議所などが福岡県内の企業支援を拡充している。福岡商工会議所は新型コロナで影響を受けた食品関連の会員を対象に、ホームページを使った新たな支援を始める。過剰在庫を抱えた会員の販売情報の特設ページと、宅配に対応する店舗を紹介する特設ページを８日に開設する。

開設するのは特設ページ「買って応援！食材ロスＳＯＳ」と「テイクアウト・デリバリープラザ（出前・宅配対応店舗リスト）」。同会議所によると、会員の中にはイベント中止や休校による学校給食の停止、飲食店の来店客減少などによる影響が出ており、支援の要望があったという。

また福岡県中小企業振興センターも、運営する通信販売サイト「よかもん市場」を活用し県内企業への緊急支援を始めた。製品を無料で出品できるようにし、売り上げの減少を販売面で後押しする。

対象は１事業者１品で、２０２１年３月末までの期間限定。「よかもん市場」は菓子ほか食品や飲料、日用品、家具などを扱っている。商品ページの作成では、指定項目に入力するだけのシートを用意しており、ホームページ作成のノウハウがなくても制作できる。

同センターは、よかもん市場への集客を図るため、地域の観光や食に関する情報をウェブサイト「ＭＯＴＴＯ　ＦＵＫＵＯＫＡ」で発信している。センターが受託機関となっている「福岡県よろず支援拠点」では、通販を始める際や販売拡大に関する相談に応じる体制を整えている。（福岡）