(2020/6/30 05:00)
日刊工業新聞社は29日、東京・大手町の経団連会館で「第49回日本産業技術大賞」の贈賞式を開き、最高位の内閣総理大臣賞に輝いた村田製作所による「高密度小型酸化物全固体電池」をはじめとする4件を表彰した。(総合3に「喜びの声」)
文部科学大臣賞はミスミグループ本社による「製造業における部品調達のデジタル革命『meviy』(メヴィー)」が受賞。審査委員会特別賞は清水建設と王子ホールディングスによる「紙素材を建設資材へ活用した『KAMIWAZA』の開発とSDGs実現」、三菱重工工作機械(滋賀県栗東市)の「DED方式金属3Dプリンターの開発」が受賞した。
贈賞式で来賓の内閣府の松尾泰樹政策統括官は「日本のモノづくりを支える技術になっている。さらにまい進してほしい」と祝辞を贈った。受賞者の村田製作所の村田恒夫会長が「新しい価値を創造し、文化の発展に貢献したい」とあいさつした。
(2020/6/30 05:00)