(2021/12/2 05:00)
グーグルの再チャレンジといったところだろうか。グーグル親会社が産業用ロボット向けのソフトウエア開発会社イントリンシックを設立したと先ごろ発表した。
グーグルのロボット初参入は2013年。アンドロイドOSの開発者として知られるアンディ・ルービン氏率いる部門がロボット会社を次々と買収。日本のシャフト(当時)や米ボストン・ダイナミクスも含まれ、話題になったのは記憶に新しい。
だが「レプリカント」と名付けられた同プロジェクトは成果を出せぬまま幕を下ろす。打って変わって今回は、得意の人工知能(AI)を中心に差別化を図る戦略のよう。
「何百万もの企業、起業家、開発者に産業用ロボットの持つ創造性と経済性を解き放つ」。新会社のタンホワイトCEOは声明でこう強調しつつ、産業用ロボットの知覚、学習、自動調整の能力を高度化する5年半の研究成果により、事業化の準備が整ったと明かす。
かたや日本を代表するAIスタートアップのプリファードネットワークス。「すべての人にロボットを」を掲げる同社も11月に自律移動ロボットの子会社を設立した。日米AI企業の本格参入で、ロボット市場がさらに熱を帯びそうだ。
(2021/12/2 05:00)
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