(2022/7/20 05:00)
今年の夏は「土用の丑の日」が23日と8月4日の計2日ある。6月の記録的な暑さに続いて7月は豪雨の行方が心配だ。新型コロナウイルス感染者の再拡大もあり、体調を崩す人が少なくない。せめて、うなぎを食べて夏バテ知らずといきたい。
「土用」は二十四節気で季節の変わり目を表す「立春、立夏、立秋、立冬」の前18日間を指す。その間の丑の日が土用の丑の日であり、夏に2日あることも珍しいことではない。
日本人がうなぎを食べるようになったのは7世紀とも8世紀とも言われる。歌集「万葉集」には「夏痩せには鰻(うなぎ)を食べると良い」という歌がある。
土用の丑の日にうなぎを食べるようになった理由は諸説ある。中でも有力なのが、売り上げ不振に悩むうなぎ屋の救済に、蘭学者の平賀源内が土用の丑の日にうなぎを宣伝したことがきっかけだという説。いつの時代もPRが大事なのだろう。
うなぎにはビタミンA・B群などが豊富で疲労回復、食欲増進の効果がある。だが食べている時は栄養のことなど考えず、ただおいしいと思うだけなのだが。世界経済はインフレに見舞われ先々の雲行きが怪しい。“うなぎ上り”は諦めるとして、景気後退だけは回避したい。
(2022/7/20 05:00)
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