三菱電機、フィンランド社と新会社 3Dシミュレーター開発

三菱電機は１日、フィンランドのビジュアルコンポーネンツと三次元（３Ｄ）シミュレーターを開発・販売する新会社を設立、同日営業を始めた発表した。出資金額は非公表。三菱電機が７割、ビジュアルコンポーネンツが３割をそれぞれ出資する。現実世界を仮想空間に再現する「デジタルツイン」のプラットフォーム（基盤）を強化し、製造業の設計の効率化や生産性の向上を目指していく。

新会社は「ＭＥインダストリアルシミュレーションソフトウエア」（名古屋市東区）。ビジュアルコンポーネンツは１９９９年創業で３Ｄシミュレーターの開発・販売を手がける。三菱電機の３Ｄシミュレーター「ＭＥＬＳＯＦＴ　ジェミニ」にビジュアルコンポーネンツの技術を組み合わせ、同シミュレーターの機能・サービスを強化する。

三菱電機の竹内敏惠ＦＡシステム事業本部長は「両社の強みを融合し、製造現場の課題の解決に貢献する」とコメントしている。