JR西、敦賀駅で乗り換えシミュレーション 北陸新幹線延伸に備え

• 

【福井】ＪＲ西日本は１８日、３月１６日の北陸新幹線・金沢ー敦賀間の延伸開業を控え、新幹線と在来線の乗換駅となる敦賀駅（福井県敦賀市）で、乗客の流れや設備、案内業務を確認するシミュレーション（写真）を行った。ＪＲ西の社員ら約１０００人が参加。３階の新幹線ホームと１階の在来線特急ホームを目安の８分で安全かつスムーズに乗り継ぎできるかを確認した。

スーツケースを引いたり、車いすに乗るなどの乗客に扮した社員９００人と、スタッフ役１００人で乗り換えを再現した。一部のエスカレーターに人が集中したほか、乗り継ぎ時間も想定より長くかかったことから、案内放送や案内サインなどの改善につなげる。在来線特急は現在、関西・中京圏ー金沢間を乗り換えなしで結ぶ。新幹線開業後は乗り継ぎが必要で、不便になるとの声もある。ＪＲ西日本金沢支社の岡久資副支社長は「時間がかかったところもあるので改善して開業日を迎えたい」と話した。