能登半島地震／通信エリア、進入困難地域除き応急復旧

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  移動基地局車によるエリア復旧（ＮＴＴドコモ提供）

ＮＴＴドコモとＫＤＤＩ、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯電話大手４社は１８日、能登半島地震で被災した通信エリアの復旧状況に関する共同会見を開き、４社ともに石川県輪島市、珠洲市などの進入困難地域を除いて応急復旧したと発表した。

今回の地震では土砂崩れなどで携帯通信基地局から通信ビル、各通信ビル間を結ぶ伝送路の断線が発生。携帯通信基地局や通信ビルの停電も長期化した。このため、移動電源車や発電機で電力を供給。移動基地局車の派遣や可搬型基地局の設置、仮設伝送路の敷設などを行った。

ドコモは１日当たり最大約６００人、ＫＤＤＩは同５００人、楽天モバイルは１日当たり平均３４０人、ソフトバンクは１７日時点で計５８１４人が復旧に当たった。ドコモの小林宏常務執行役員は「停電の解消や道路の啓開、伝送路復旧後、速やかに本復旧にシフトする」と述べた。