【働き方相談】後輩を効果的に褒めるコツは?

(2024/1/23 12:00)

【Q】ミーティングの進行役を上手に務めてくれた後輩を褒めたいのですが、どのように褒めると効果的でしょうか。具体的に伝えることは大切だと思いますが、実際に、どのような感じで行うといいのか教えてくれますか。(愛知県)

【A】褒める際は、具体的な行動や成果をピンポイントで指摘し、その貢献がどのようにチームやプロジェクトに役立ったかを明確に伝えることが重要です。例えば、「全員がきちんと発言できるように調整してくれて、ミーティングがとてもスムーズに進みましたね。そのおかげで、各自の意見がより深く共有され、有意義な議論ができました」といった具体的な成果に言及することで、後輩は自分の行動が評価されていると実感できます。

もし相手が「いやいや、そんなことないですよ」と否定的に反応することがあれば、その感情を受け止めながらも、「本当に良かったですよ。〇〇さんのやったことがチーム全体の成果につながっているから、自信を持っていいと思いますよ」といった形で再びその人の貢献を強調するのが良いでしょう。これにより、相手に自身の価値を再認識してもらえます。

また、他のメンバーに与えた影響に触れるのもいいと思います。例えば、「〇〇さんが進行役を務めることで、他のメンバーも積極的に参加するようになりました。〇〇さんの姿勢が良い影響を与えていると思いますよ」とチームへの貢献や影響を強調しながら褒めるのも有効です。

最後に、相手の成長を認め、今後も期待していることを伝えることです。「これからも〇〇さんの仕切りに期待しています。安心してお願いできますから」といった前向きな期待を示すことで、相手のモチベーションを高め、さらなる成長を促すことができます。

経営アドバイザー 飯田剛弘

ビジネスファイターズ合同会社CEO/マーケティングや海外関係の支援、チャットGPT・人工知能(AI)の活用の研修や経営層向けのアドバイザーやサロン運営も行う/中小機構やあいち産業振興機構でアドバイザー/著書に『令和上司のすすめ』(日刊工業新聞社)など7冊。

(2024/1/23 12:00)

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