(2024/1/30 05:00)
横綱照ノ富士の9回目の優勝で幕を閉じた大相撲初場所で注目を集めたのが11勝4敗で敢闘賞を獲得した新入幕の大の里。日本相撲協会の力士紹介によると身長192センチメートル、体重183キログラムの堂々たる体格を誇る。
巨体を生かした突き押しだけでなく四つ相撲も光る柔軟性がある。日本体育大学でアマチュア横綱2連覇の実績を引っさげて、幕下付け出しで初土俵となった2023年夏場所から1年も経過していない23歳の逸材だ。
スケールの大きな相撲は師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)譲りである。10年九州場所で63連勝中だった横綱白鵬(現宮城野親方)を破るなどインパクトを残しながら、在位12場所と短命横綱だった師匠を超える活躍が期待される。
石川県津幡町出身。故郷への思いを強くした15日間だったはず。中日には同穴水町出身の遠藤を押し出した。「今も雲の上の存在」と自身と同じく髪の伸びが追い付かず、ざんばら髪で新入幕を迎えた10歳上の同郷先輩への敬意を忘れない好漢だ。
能登半島地震発生からまもなく1カ月だが、復興はこれからが本番。それでも大の里や遠藤、富山市出身の朝乃山ら北陸出身力士の奮闘は被災地に確かな力をもたらした。
(2024/1/30 05:00)
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