神鋼、中国宝武系と合弁 車用アルミパネル事業拡大

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神戸製鋼所は２６日、アルミウニウムパネルを扱う中国の完全子会社、神鋼汽車鋁材（天津市）が中国宝武鋼鉄集団傘下の宝武鋁業科技（河南省）と自動車用アルミパネル製造・販売の合弁会社を２０２４年にも設立する方向で検討に入ったと発表した。詳細な事業化調査を始めることで合意した。

両社は車の脱炭素化をにらみアルミパネル事業を拡大する。中国の車生産は電動化により３０年までに年３％の成長が見込まれる。

神鋼汽車鋁材は車用アルミ材に特化し、１４年に設立され、１６年には量産を開始。宝武鋁業科技は１１年に設立され、２０年から製造・販売するアルミ板圧延一貫メーカー。スクラップの再利用を進めたいが溶解工程を持たない神鋼側と、高付加価値分野の進出を目指す宝武側の思惑が一致した。