1月の景気一致指数、5.8ポイント下降 ダイハツの生産・出荷停止響く

(2024/3/8 17:00)

基調判断、1年1カ月ぶり下方修正

内閣府が8日にまとめた1月の景気動向指数(CI、2020年=100)速報によると、景気の現状を示す一致指数は前月比5・8ポイント下降の110・2となり、2カ月ぶりに下降した。下降幅はコロナ禍の20年5月以来の大きさとなった。ダイハツ工業が認証試験不正問題で工場の生産や出荷を一時停止したことなどが響いた。一致指数の基調判断は「足踏みを示している」とし、1年1カ月ぶりに下方修正した。

一致指数の集計に使う基礎データの中で判明した8系列すべてがマイナスに寄与した。鉱工業用生産財出荷指数や生産指数(鉱工業)、耐久消費財出荷指数、投資財出荷指数(輸送機械を除く)などすべての指数がマイナス要因となった。一致指数の3カ月後方移動平均は1・90ポイント下降し、2カ月ぶりの下降となった。

景気の先行きを示す先行指数は同0・6ポイント下降の109・9となり、2カ月ぶりの下降となった。最終需要財在庫率指数や鉱工業用生産財在庫率指数などの指数がマイナスに寄与した。先行指数の3カ月後方移動平均は0・27ポイント上昇し、2カ月連続の上昇となった。

(2024/3/8 17:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

↓もっと見る

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン