STOCK POINT、ポイントで消費者と企業つなぐ

(2024/3/14 12:00)

  • アプリを使って運用するポイントが、特定企業の株価の値動きに合わせて増減する

STOCK POINT(ストックポイント、東京都港区、土屋清美社長)は、特定企業の株式を連動させたポイント運用サービスで協業先を広げている。提供するのはスマートフォンのアプリケーションを使ったサービス「ココカブ」。商品やサービスを購入して得たポイントが、その企業の株価に合わせて増減する仕組みだ。

ストックポイントが開発した仕組み「株価連動型ポイント」は、2017年に日本と米国で特許を取得。企業を応援したい個人向けに、自己資金ゼロから投資の疑似体験の機会を提供している。消費者を企業とつなぎ、投資体験を通じて企業を支えるファン作りを目指している。

ココカブは消費行動が自然に投資へとつながる「いつの間にか株主」をキーワードに掲げ、同社が22年11月に提供を始めた。企業が運用するハウスポイントのほか、共通ポイントや株式にも交換が可能。協業先の要望に応じて運用方法を設定し、顧客層拡大や従業員へのインセンティブ、個人投資家の育成など幅広く活用できるのが特徴だ。

ココカブはコンタクトレンズ大手メニコンが最初に導入した。消費者は商品購入により同社の株価に連動したポイントがもらえ、実際の株式とも交換できる。

3月には楽天グループが自社の株価と連動した「ポイント楽天株」の本格提供を始めた。ストックポイントの仕組みを活用し、楽天ポイントの会員向けに専用ページから自社の株式への投資体験ができるサービスを展開している。

ストックポイントは複数のポイント運用サービスを通じて、消費者が日常的に使用する製品やサービスを提供する企業と関係を深めていくことを見込んでいる。投資の裾野拡大を背景に、「ポイント活用の選択肢をさらに広げ、多くの人に資産運用を考えるきっかけを提供したい」(同社)としている。今後も協業を強化し、株価連動型ポイントを活用した新たなサービスの創出に乗り出す考えだ。

(2024/3/14 12:00)

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