(2024/4/17 17:00)
日本商工会議所の小林健会頭は17日の定例会見で足元の歴史的な為替の円安に関し、中小企業への影響について「影響は甚大」と強い懸念を示した。(回り始めた賃上げと物価の)好循環を無にしないよう、今からでも遅くはないので、政府・日銀には為替介入について、他の国との協調介入も含め考えてもらいたい」と要望した。
不安定な中東情勢も相まって「原料高と円安の悪影響がダブルで効いてくる。コストプッシュ型インフレが再燃する懸念が非常に強い」と指摘した。
円安の原因については「根本的には日米の金利差」との認識を示した上で「米国経済は非常に丈夫で元気。今のインフレは抑えきれるとみて、年前半は政策金利の引き下げは恐らくない。今年後半もないかもしれない」と予想した。
(2024/4/17 17:00)
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