スバル、米AMDと協業 次世代アイサイトにSoC第2世代品採用

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  運転支援システム「アイサイト」

ＳＵＢＡＲＵ（スバル）は１９日、自社の運転支援システム「アイサイト」で米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）と協業すると発表した。ＡＭＤのプログラミング可能な集積回路（ＦＰＧＡ）ベースのシステムオンチップ（ＳｏＣ）の第２世代品「Ｖｅｒｓａｌ　ＡＩ　Ｅｄｇｅ　Ｓｅｒｉｅｓ　Ｇｅｎ２」をアイサイト向けに最適化設計し、２０２０年代後半に次世代アイサイトへの搭載を目指す。

新ＳｏＣは第１世代品と比べ、消費電力当たりの人工知能（ＡＩ）処理性能で３倍、ＣＰＵ処理性能で１０倍を実現している。新ＳｏＣに搭載された機能のうち、アイサイトで利用しない部分を削減し、必要な機能を搭載する最適化を実施。必要な機能の部分はスバルが独自に回路を設計する。

アイサイトはステレオカメラによる広い視野角と視認距離など高い認識性能が特徴。画像情報と走行状況から独自のソフトウエアで制御し高度な運転支援を実現している。

スバルは３０年に死亡交通事故をゼロにする目標を掲げ、アイサイトとＡＩの融合による安全性を高める研究開発を推進する。柴田英司執行役員最高デジタルカー責任者（ＣＤＣＯ）は「次世代アイサイトの進化を強力に進める」と強調した。