トヨタ、初の世界販売1000万台超え 昨年度1030万台

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トヨタ自動車が２５日発表した２０２３年度のトヨタ・レクサスブランドの世界販売実績は、前年度比７・３％増の１０３０万台で２２年度の９６１万台を上回り過去最高を更新した。年度としての世界販売で１０００万台超えは初めて。欧米や日本などで需要が好調に推移した。半導体不足に伴う生産制約の解消で世界生産も同９・２％増の９９７万台となり、２２年度の９１３万台を上回り過去最高となった。

２３年度の世界販売は１０３０万９４５７台。北米は「カローラ」などのハイブリッド車（ＨＶ）が好調だった。欧州もＨＶやプラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）が伸びた。日本はダイハツ工業の認証不正の影響があったが需要は堅調だった。

世界生産は１０１０万台を基準としていたが、９９７万１７３９台で着地した。豊田自動織機のエンジン認証不正や稼働日数の減少などが影響した。年度の後半から高品質を保ちつつ１０００万台規模を安定して生産するための「足場固め」に取り組んでおり、基準は下回ったものの高い生産量を維持した。

ＨＶなど電動車販売は同３５・３％増の３８５万４９６８台。このうち電気自動車（ＥＶ）は同３・１倍の１１万６６５４台だった。

ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ世界販売は同５・０％増の１１０９万台で過去最高を更新した。