(2024/6/20 17:00)
東芝と双日は20日、約10分で超急速充電を可能とする次世代リチウムイオン電池(LiB)を搭載した電気自動車(EV)バスの試作車による実証走行をブラジルで始めたと発表した。負極にニオブチタン酸化物を用いており、こうしたLiBを用いるEVバスの走行は世界初だという。東芝では2025年春に次世代LiBの商品化とグローバル市場での展開を計画する。
EVバス向け次世代LiBはブラジルの大手ニオブ生産会社であるCBMMと共同で開発した。同社はニオブ市場において生産量と販売量で世界一だという。実証は同社が権益を持つブラジル・ミナスジェライス州の鉱山で行われている。EVバスは独フォルクスワーゲン傘下で、中南米でEVバスの開発・生産を手がけるフォルクスワーゲントラック&バスが開発した。
ニオブチタン酸化物はLiBの負極材として一般的な黒鉛より、体積当たりの容量密度が2倍とされている。
(2024/6/20 17:00)
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