三菱UFJ銀、米新興に出資 SAF製造支援

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三菱ＵＦＪ銀行は２６日、持続可能な航空燃料（ＳＡＦ）の効率的な製造技術を持つ米スタートアップのランザジェット（ＬＪ）に出資したと発表した。出資額は１０数億円規模とみられる。三菱ＵＦＪ銀は米ＬＪへの出資を通じてＳＡＦ製造プラントの能力拡大やライセンスの展開、原料調達網の構築などの支援を行う。

米ＬＪはエタノールを原料に触媒反応を通じてＳＡＦを製造する技術を持つ。同技術を用いて米ジョージア州でＳＡＦ製造プラントの稼働に向けて取り組みを行っている。

日本政府は２０３０年に航空燃料使用量の１０％をＳＡＦに置き換える目標を掲げる。三菱ＵＦＪ銀は米ＬＪへの出資を通じて事業拡大を支援するとともに、ＳＡＦバリューチェーンの構築を目指す。

三菱ＵＦＪ銀は２３年にＳＡＦ製造プラント向けグリーンローンを組成したほか、３月にはＳＡＦの原料向けに社員食堂から排出される廃棄用油の提供に向けた取り組みを行っている。ＳＡＦは脱炭素技術の一つとして長期的な需要が期待され、国内航空業界の国際競争力にも影響するため、三菱ＵＦＪ銀として積極的に支援する考えだ。