7月の貿易収支、6218億円の赤字 円安で輸入額増

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財務省が２１日発表した７月の貿易統計速報（通関ベース）によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は６２１８億円の赤字となった。赤字は２カ月ぶり。輸出は半導体等電子部品や自動車などが増加し、輸入は医薬品やスマートフォンなどが増えた。７月としては輸出額、輸入額ともに過去最大を更新した。

輸出額は前年同月比１０・３％増の９兆６１９２億円となり、８カ月連続で増加した。台湾向け半導体等電子部品や半導体等製造装置、中国向け自動車などの輸出が伸びた。

輸入額は同１６・６％増の１０兆２４１０億円と、４カ月連続の増加となった。米国からの医薬品や中国からのスマートフォン、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）からの原粗油などの輸入が増えた。