(2024/9/5 12:00)
―建設・不動産・イベント業界を中心に家具や備品のレンタルを展開しています。その方針と戦略は。
「創業時から『いつでも・どこでも・いくつでも』というポリシーを掲げている。メーカー依存の調達だと開発サイクルによって新しい製品に切り替わってしまう。例えば事務所で新旧異なるタイプの机が混在してしまうケースもあった。顧客に統一した製品を提供するために、仕入れ先のメーカーに当社専用ラインを持ってもらうOEM(相手先ブランド)生産の体制をとってきた。一定量を発注する必要があるため、最大公約数的に顧客ニーズに合わせた製品作りを続けてきた」
―製品開発で重視してきたポイントは。
「レンタルという性質上、機能性に加えて耐久性を追求するためメーカーと課題を共有し、試行錯誤しながら製品を開発してきた。最近の傾向としてはデザイン性が必要になってきた。働き方改革の名のもと顧客が事務所で成し遂げたいコンセプトを実現するために、デザイン性を生かした製品を提案するようにしている」
―事業環境の変化に対する取り組みは。
「当社の売上高で約5割を占める建設現場向け市場では、これまで低コストに加え、迅速な納品や引き取りなどの対応力が重視されてきた。人手不足や生産性の課題を踏まえ、人的資本投資としてオフィスのあり方に注力する昨今、建設現場でも魅力ある新しい事務所に対するニーズが高まってきている。デザイン性が求められるようになってきた」
(2024/9/5 12:00)
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