7月の実質賃金、0.4%増 2カ月連続のプラス

(2024/9/5 14:20)

 厚生労働省が5日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比0・4%増と2カ月連続のプラスだった。伸び率は夏のボーナス支給で押し上げられた前月(1・1%増)に比べて縮小したものの、賃上げ効果は徐々に浸透しつつあるようだ。林芳正官房長官は同日の記者会見で、実質賃金が2カ月連続プラスになったことを受け、「明るい動きが統計上しっかりと表れてきている。賃上げの実感を確かなものとしていきたい」と語った。

 基本給と残業代などを合わせた名目賃金は、労働者1人当たり平均で同3・6%増と、31カ月連続のプラス。

(2024/9/5 14:20)

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