女性リーダーの気持ち／総合メディカル コンサルティング推進部長・小宮裕恵氏「迷ったらチャレンジを」

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前職で仕事上の必要性から一念発起して中小企業診断士の資格を取得しました。資格を持つとコンサルタントの仕事をしたい気持ちが強くなり、入社したのが総合メディカル（福岡市中央区）です。医療機関向けの経営支援やコンサルティングを手がけています。

福岡本社の経営戦略部やコンサルティング推進部、大阪にあった西日本支社での勤務を経て福岡本社に戻り、現在は医療機関向け経営コンサルティングに従事しています。

２０２２年にコンサルティング推進部シニアマネージャー、２４年４月に同部長に昇格しました。部員は２７人。そのうち女性は１１人です。女性を集めたわけではありません。医療機関支援やコンサルに意欲を持って取り組む人材であれば性別は問いませんでした。

女性管理職としての苦労は感じません。社内体制やスタッフ育成をどうするか、人間関係、他部署や社外との連携や調整など職務内容は男女同じです。社外で不都合があるとか男性社員とコミュニケーションが取りにくいといったこともありません。ただ、営業の目標数字を持つ部署で初の女性部長ということで気をつかわれている気はします。周囲が遠慮しているところがあるかもしれません。

結婚は福岡に戻ってすぐ、遠距離恋愛を続けた相手とです。長男を出産して産休と育休を取って１年２カ月後に現場復帰しました。出張が多いなど家族に申し訳なく感じることはあります。パートナーの考え方や家族のサポートに感謝しています。

後輩女性には迷ったらチャレンジしてほしいと思います。私はいろいろな現場を経験させてもらいました。若いうちに男女の別なく経験を増やす機会があれば、尻込みをせずにチャレンジしやすいと思います。

管理職候補の女性が多くて会社が悩むくらいの状況が理想です。管理職を望まれた人がたまたま女性だったという環境が早く来るのが良いと思います。