円下落、一時149円台 米雇用統計の堅調受け

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  9月の米雇用統計は堅調で、景気後退の懸念が弱まった（ブルームバーグ）

７日の東京外国為替市場はおおむね、円相場が先週末よりも２円程度円安の１ドル＝１４８円台半ばで推移した。一時は同１４９円台に突入する場面もあった。９月の米雇用統計が予想以上に堅調な状況を示す内容で、１１月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）において０・５％の大幅な利下げが行われるとの観測が後退。ドル高円安が進んだ。

米労働省が４日（現地時間）に発表した９月の米雇用統計は、民間非農業雇用者数が前月差２５万４０００人増と事前予想の１５万人増を大幅に上回った。一方、失業率は前月から０・１ポイント低下の４・１％と市場予想を下回った。市場では労働需給の悪化により景気が後退するとの懸念が一段と弱まった。

雇用統計の結果を受け、米ＦＯＭＣの政策金利操作に関する確率を分析するツールでは、１１月のＦＯＭＣでの利下げが通常の幅である０・２５％となる確率が９割を超えた。